9月23日~24日、紅葉の涸沢トレッキングレポート4、モルゲンロート編
5時前に、ヒュッテ内の明かりが点灯し、朝の準備が始まる。
自分はカメラを手にし、外に出る。一月前よりも日の出の時間が遅くなっており、5時を過ぎても朝焼けの気配はない。
早出して、奧穂高に向かう登山者がライトを照らしながら進んでいるのが見えた。
もう外の売店は営業を始めているので、カレーを注文。
これから暖めはじめるので、少し時間がかかるとのこと。
日の出前の風景を眺めながら待ったあと、暖まったカレーをいただく。
涸沢の紅葉、穂高の稜線を眺めながら食べる朝カレーは美味しい。
食べ終わって少しすると、うっすら焼け始めたかのよう。でもはっきりしない。
東の方に目を向けると、綺麗な朝焼け。
数分後の5時40分頃、ぱっと明るくなり、モルゲンロートが姿を現す。
おそらく、朝の光をさえぎっていた薄雲がとれたのだろう。
ほんの数分で、また光は弱くなり、綺麗な朝焼けは、さっと現れ、すーっと薄まってしまった。
短い時間でも、モルゲンロートを味わえたのは、幸運だったといえるだろう。
この日この後、朝早いうちに曇り空となってしまったのだから。
いったんヒュッテ内にもどり、身支度を整える。
天気予報では、天気の崩れが早まり、昼から雨ということで、早めに涸沢を離れ、雨が降り出す前に上高地までもどることにする。
6時10分、涸沢出発。
先月はまだ通行できず、今年ようやく開通したパノラマコースへ向かう。
何度も、パノラマコースから、涸沢を振り返りながら、少しずつ遠ざかっていく。
以下、その5、パノラマコース編へ続く。。。