6月10日~11日、西穂高岳山行報告その3、2日連続の登頂編

2日目となるこの日の朝、どちらへ向かうか、迷っていた。
元の予定では、2日目は焼岳方面へのピストンで、登山届にもそう記入していた。

だが、初日の西穂高山頂、ガスにおおわれいて、まったく眺望を楽しめなかったので、
2日目も西穂高山頂へ向かうのもありかな、という考えも浮かび始めていた。

とりあえず、朝4時ごろ起きて、朝焼けを眺めに山荘を出た。
丸山方向に10分ほど上がる。
このころ山荘を出て、山頂方向へ向かう方もいらっしゃった。

笠ヶ岳山頂に朝日があたる
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乗鞍岳山頂も朝日に照らされる
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見下ろすと上高地の優美な朝霧風景
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遠くに白山が浮かび上がる
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時間が経つに連れ、焼岳山頂にも朝日があたるようになった
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5時半からの朝食に間に合うよう、山荘に戻る

朝食後、支度を整えながら、2日目も西穂高山頂へ向かう気持ちが固まる
6時すぎ、持ち物は最低限のものにとどめ、他は、山荘の荷物置き場において出発

1日目は体が重くペースが上がらなかったが、
2日目は山荘でしっかり眠れたこともあり快調

山荘を出て、約1時間、7時過ぎに独標到着

独標から先を見ると、女性二人組が先行しているのが見えた0707_0842

10峰から9峰へ向かうところで、このお二方が立ち止まっているところ、
先行させていただいた

で、2日目も9峰の下りの一枚岩で足の運びにとまどう。
前日一度経験しているのに、どちらかというと気合で越えたので、学習できていない。
結局2日目もスムースな足の運びとは程遠く、気合で越えてしまった。。。

その先に、先行していた単独行の男性がいらっしゃり、心配そうに眺めていた。
その方も同じように、この一枚岩で恐怖を感じたとのこと。

さらに先ほど追い抜いた女性お二方も続いて来られ、お一人はスンナリとクリアされたが、
もう一人の方は、足をどう運んだらいいかとまどわれながらも、なんとかクリア。
自分も少し先から、ちょこちょこ振り返ってその様子を見届け、安心してさらに先へ進んだ。

5峰を通過してしばらくいったところで、水分補給で立ちどまり、振り返る
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山荘を出て、約2時間、8時過ぎに西穂高岳山頂に到着。

よく眠れたこと、荷を最低限の減らしたこともあって、体は軽く、いいペースでたどり着けた
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前日のガスとは違い、360度の大絶景が広がる
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下の写真中央やや右下に、ヘルメットを被った登山者が見えた0855_0896

ジャンダルムを探すがよくわからなかった。
そのときは奥穂高山頂と思っていた、左側のピークがもしかしてジャンダルムなのかな。。。

振り返ると、焼岳がずいぶん下のほうに見え、乗鞍の先に、御岳山まで見えた
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望遠レンズに取り換えて、槍ヶ岳をアップ
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こちらは立山かな。。。
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富士山も雲の上に少し見えた
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こちらは八ヶ岳でしょう
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45分ほど西穂高岳山頂にとどまり、眺望を楽しんだ後、9時ごろ引き返す

登りは、ガスがわかないうちにと先を急いだが、帰りは時間に余裕もあるのでのんびり歩行

10時15分ごろ、独標までもどってきて、振り返る
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これから戻っていく稜線を見下ろす
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ロープウェイの始発でやってきたのであろう方々と多くすれちがい、挨拶を交わしながら、
11時ごろ、西穂高山荘へ降りてきた。

昼食は、山荘にて味噌ラーメン。

昼食後、荷物を整え、ロープウェイ乗り場へ向かう。
ロープウェイを待つ間、自販機で炭酸飲料を買って、あけると、
いきおいよく泡が飛び出して、床にこぼしてしまった。。。
気圧の関係でしょうね。自販機の炭酸飲料には要注意!

ロープウェイから降りたところの温泉に入ろうかと思ったが、着替え類は車の中なので、
車で平湯まで移動して、これまでも利用している平湯の民俗資料館併設の露天風呂で体を休める

民俗資料館でアイスコーヒーをいただき、のんびりしたあと、京都への帰路についた。

1日目だけだと消化不良に終わっていただろうが、2日目も連続登頂し、充実の西穂高岳山行となった。

焼岳には、また機会を見つけて、上高地から登ってみたい。
が、おそらくその前に、前穂、奥穂、北穂に登ることになるだろう。

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