8月4日(金)~5日(土)にかけて、別山尾根から剱岳へ登ってきました。
今回は、1日目室堂~剣山荘及び前剱偵察山行編になります。
3時30分ごろ、京都の自宅を出発。
名神~北陸道経由で向かおうとしていたが、事故とのため、金沢森本IC~小矢部IC間通行止めとのこと。
まだ距離があるので、そのうち解除されるかもと考えたが、東海北陸道経由に変更。
その後のアナウンスでは、通行止めは「7:00までに解除されています」とのことで、けっこう長引いたようなので、結果的にはよい判断だったかと。
東海北陸道は、80km制限かつ対面通行区間が多いので、所要時間は多くなるが、山間部でカーブが多いのでドライブという点では楽しくもある。
(ドラぷら情報では、東海北陸道経由は、距離にして約30km、所要時間では約50分増)
ということで、いきなりの予定変更はあったが、7時45分に立山駅駐車場に到着。
駅近くの駐車場は満車のため、奥へと進んで、なんとか駐車スペースを見つけ車を止めて、登山靴に履き替えるなど準備。
8時前に、立山駅に到着し、室堂までの往復乗車券を購入。
金曜日の朝だが、登山者以外の一般観光客が多く、待ちが発生しており、ケーブルカー乗車は8時20分。
ケーブルカーからバスの接続は、待ちなしで、9時20分に室堂到着。
5月に来たときは、一面雪景色だった室堂だが、雪はもうところどころ残っているだけ。
いったん、テント場まで降り、そこから雷鳥坂を登って別山乗越へ
11時25分 剱御前小舎到着(室堂から2時間弱)
11時30分 剱御前小舎出発(休憩05分)。剱沢キャンプ場を経由するルートへ進む。
剱御前小舎からは、なだらかな下りが続く。
何箇所か雪渓を横切るところも。アイゼンは不要。
剱沢キャンプ場を抜け、剣山荘が見えてきた。
12時50分 剣山荘到着(室堂から約3時間20分)
前日予約をしていた、剣山荘にて、宿泊手続き。
金曜ということでやや混んでいて、4つの布団に5人という微妙な配置。。。
荷物を整理し、飲み物・レインコートなどをサブザックに入れる
13時20分 剣山荘出発
時間的に、剱岳山頂までは厳しいが、明日の登頂に向けて、前剱までの偵察山行へ。
まずは一服剱へ
一服剱まであがると前剱への急登が、真正面に見える
ザレた急登に見え、ちょっと嫌な感じ。。。
一服剱からは、武蔵のコルまで一旦下り
前剱の急登は、実際にはそれほど急ではなく、それほど苦ではなかった。ただし浮石には要注意。
足元に注意しながら登っていくと、なんとすぐ前方に突如ライチョウが現れた。
ライチョウはこちらに気づくと、登山道から横に入っていってくれた
少しの間、ライチョウを眺めた後、また前剣山頂へ向け登っていく
この間、何組かの下山者とすれちがい、ほとんどの方から、「今からですか」とお気遣いの、声かけいただいた。
その度、「今日は前剱までです」と返す。
大岩の脇の岩場を越えて、さらに上がっていくと、剱岳が顔を出した
14時40分 前剱山頂到着(剣山荘から1時間20分)
しばらく前剱からの眺めを楽しんだ後、
前剱を降りたところに鉄製のブリッジがあるので、他の登山者がいないときに、じっくり観察しようと、もう少し進むことに。
このときは風も穏やかで、足がすくむようなこともなく、難なく渡ることができた
渡ったところで折り返し(14時50分。剣山荘を出て1時間半)
前剱を下って武蔵のコルまで降りてきたところで振り返る
この辺り、お花畑も広がっていた
16時20分 剣山荘到着(折り返しのブリッジ地点から1時間半)。
往復約3時間の偵察山行終了。
17時から夕食で、それまでがシャワータイムなので、着替えを用意して、急いでシャワー室へ向かう。
そう、剣山荘には、山荘には珍しくシャワー室があるので、ぜひ利用しておこうと。
ただ10名ほどが順番待ち。17時までに間に合うか微妙なところだったが、石鹸などは使えず体を洗い流すだけなので回転は早く、間に合った。
気持ちよくシャワー浴びた後、外を見ると、雨が降っていた。
もう少しのんびりしていると、雨に降られるところで、いいタイミングで帰ってきた模様。。。
その後、夕食。こちらも美味しくいただく。
食後は、食堂がテレビもある談話室となり、ここで「岳」を読みながら、ビールを飲む。
翌日朝の弁当を受け取り、歯を磨いて、早めの就寝。
寝床は4つの布団に割り当て5人だったが、5人目の方が、通路に毛布を引いて寝ていた。
あれでは、下が固く痛いのではと思ったが、「5人で詰めて、布団の上に寝ましょう」と言い出すこともできず、申し訳ないなと思いながらも、ぐっすり寝てしまった。
ここは悔いの残るところ。。。
以下、2日目、剱岳等長編へ続きます。。。