8月27日(日)~8月28日(月)、南岳小屋から大キレットへ、2日目下降編
5時前に起きて、レインコートを防寒用に着込んで、外へ出る。
自分は小屋で朝食を取ってからの出発だが、すでに出発していたり、この時間に出発準備をしている方も少なくなかった。
雲が多く、小屋周辺は、冷たい強風が吹いていた。
事前の天気予報では、両日とも穏やかな晴天予報だったが、前日の予報でやや悪化。
基本曇りで風が強めという予報に転じており、その通りの朝となっていた。
いったん小屋にもどり、5時からの朝食タイム。
前夜の夕食時は小さな食堂がちょうど満杯だったが、すでに出発の方もいるため朝食時は余裕ありとなっていた。
風が強いこともあり、朝食後、大キレットへの出発を急がず、
カメラを持って、撮影ポイントの一つ常念平へ出かける。
常念平辺りも、強風で岩陰に身を隠しながら朝焼けを待つ
このあと、小屋にもどり、出発準備。
6時10分、いよいよ大キレットへ向け出発。
ほとんどの方は登山用ヘルメット着用。
自分は、なんと大キレットというのに、今回うっかりヘルメットを忘れてきてしまった(^^;)
とにかく飛騨泣き辺りからの落石地帯の通過時に、前方と距離をとって、落石には注意しようと肝に銘じて出発。
先行の二人組(ご夫婦)のパーティ。
ハシゴを下っていくのを見て、さて自分も行こうと、何気なく足を踏み出したときに、
ズルッとやってしまった!
5cmほどの石がちょうど下降中のハシゴに向かって落ちていく。
すぐに「ラクー」と声を出し、注意を促す。
下降中の方は、うまく避けて下さり、事なきを得た。
が、ザレた足元での不注意な一歩に大いに反省。。。
もしヘルメット着用でなくて、頭に直撃していたら。。。
ヘルメット着用でも、石の跳ね方によっては顔面や手などの素肌に当たることもありえた。
そうすれば流血の事態。
ハシゴを降りて、少し先で追いついたときに、謝罪。
落石させた自分がヘルメット未着用という無防備な姿でいることを恥じながら。
これ以降は、足元に細心の注意を払い、落石させることはなかった。
ただ、最初の一度のミスが重大事につながることもあるので、この日だけでなく今後もずっとこのミスを忘れないようにしなくては。。。
南岳小屋からの急降下後、しばらくはなだらかな稜線歩き。
険しくはないが、こんなところでも、つまずいてバランス崩せば一大事になりかねないところではある
ここからいよいよ核心部へと入っていく
以下、「大キレットへ」2日目後編へ続きます。。。