8月27日(日)~8月28日(月)、南岳小屋から大キレットへ、2日目7時過ぎ、いよいよ大キレット核心部へと進んでいきます。
こちら左俣カールというんですね。一般登山道ではなく、バリエーションルート。
本谷橋で、涸沢へのルートと分岐してから、このカールに来るまでが、ルートファインディングその他経験が必要な模様。。。
目線を上げて、これから進むルート、核心部の一つ長谷川ピークへ
慎重に進んでいきます
残念なことに「Hピーク」と書かれた岩を見ずにここまで来てしまいました。
もどって探す余裕もなく、先へ進みます(^^;)
いい位置にステップが設置されています
下を見るとけっこうな高度感。。。
飛騨側へ乗り越えた後の下り。
下り終えて、見上げた写真です。
○印はたくさん付けられており、ルート探しの負担がなく、助かります。
よほど濃いガスでなければ、次の○印を見落とすことはないでしょう。
本ルートでないところから二人上がってきました。
先ほど見下ろした二人か、それとも別のパーティーか。。。
カール歩行中の二人は黒っぽい服装でしたので、おそらく別パーティーですね。
長谷川ピークをなんとか通過し、A 沢のコルへ到着(7時40分:南岳小屋を出て1時間半)
ここでザックを下ろし小休憩。
先に到着していた北穂高からのパーティも休憩中というか、後続組を待っていました。
この先、落石が起きやすそうな岩くずの多い急登だったので、
自分も、その後続の方たちが、降りてくるのを待って、すれ違いで出発。
落石を起こさないよう、慎重に登っていき、安定した場所で、振り返ります
こうして離れて見ると、すごいところを通過していますね。。。
長谷川ピークから南岳、右下に左俣カール。
もう一つの核心部、飛騨泣きへと進んでいきます。
飛騨泣きの手前で、北穂高側から降りてくる方がおり、待機。
飛騨泣きは、南岳から向かうときは、それと気づかず通過してしまうこともあるようですが、
北穂高からは下りとなり難易度が増すようです。
この方もゆっくりと慎重に下っておられ、あせらせることのないように、少し離れた位置から見守っておりました。
その間に、後続の方も追いついてこられ、二人で待ちながら、
「今日は風が強いですねー」と会話を交わす。
北穂高側からの単独行の方が通過した後、追いついてこられた方のほうが自分よりペースが速そうだったので、先に行っていただく。
飛騨側から信州側に移り、鎖とステップが設置された箇所を通過。
高度感はあるが、安定した岩場で、鎖とステップもあるので、特に問題なし。
前後に誰もいないので、途中まで行って、振り返って写真を撮る
南岳方面を振り返ると、南岳から槍ヶ岳へ至る稜線も見えてきた。
飛騨泣きを越えた後の急登(落石多発地帯)
この急登を越えた先に、「展望台」とペイントされた、滝谷展望台がありました。
先行のパーティー(女性二人組)がここで休憩されていました。
この辺りで、パラッと、雨粒が顔に当たり、降り出すのかと心配しましたが、
その瞬間だけで、岩場を濡らすこともなかった。
滝谷展望台から少し行くと、「北ホあと200m」の文字。
以下、2日目北穂高からの眺めと下山編へ続きます。。。