1日目上高地~岳沢~奥穂高編
10月8日(月/休)から9日(火)、奥穂高からジャンダルムを越えて西穂高へと縦走しました。
(上高地出発で上高地へともどってきたので周回登山でもあるのですが。。。これを周回縦走と呼ぶんですね。初めて知った。。。)
3時40分ごろ京都の自宅を出て、マイカーにて、アカンダナ駐車場へ向かう。
途中コンビニに寄って、昼食のおにぎりを買い、7時ちょっと前にアカンダナ駐車場到着。準備を整えバス停に向かう。
前回、紅葉の涸沢登山の際(→「紅葉最盛期の涸沢&北穂高-登山報告」)は、バスが出発した直後で、ほぼ30分待たねばならなかったが、今回は7時20分発ということで、それほど待たなくてもよさそう。
すでに次のバスは停車中だったが、まだ出発まで時間があるはずなので、のんびり自動販売機で切符を買って出てくると、なんとそのバスの後姿が見える(^^;)
紅葉シーズンの休日ということで、臨時便だったとのこと。。。
切符売り場に向かう自分にそう伝えてくれれば良かったのに。。。
2~3年前は、出発間際だと、自動販売機でなくても、もうすぐ出発ですよと、窓越しに切符を売ってくれていた。
方針が変わったのか、そのときの担当者次第なのか、それか人員削減で余裕がなくなったのか。。。
次は、バスが止まっていたら、切符を買う前に出発時刻をたずねることにしよう。
で、切符を買っている余裕がなければ、降りるときに支払う形で乗り込むようにしよう。
往復割引はなくなるが、それよりも15分のタイムロスのほうが痛い。。。
で、少し待って、7時20分の通常バスに乗って、8時前に上高地到着。
快晴。この上ない登山日和。
去年、奥穂-ジャンダルムをピストンしたとき(→「奥穂高-ジャンダルムピストン山行報告」)は、体力温存のため、1日目は涸沢経由で穂高岳山荘泊。
今回は、2週間前に涸沢に行っているし、岳沢の紅葉が見ごろという情報を得ていたこともあって、岳沢から重太郎新道にて奥穂高を越えて穂高岳山荘泊というルート選択。
2年前の9月に重太郎新道を歩いたとき(→「前穂高&奥穂高一泊二日登山報告」)は、けっこうきつくて中盤からバテたという記憶はあるが、今回はその時に比べて暑さも和らいでいるので大丈夫だろうと判断。
これまでは、素敵な稜線だなと眺めていただけの西穂-奥穂ルート。
この日は、明日あそこを縦走するんだなと別な思いを胸に眺める。
上高地から1時間ほど歩くと、展望が開け、岳沢の紅葉が目に飛び込んでくるようになる
10分ほどの短めの休憩にとどめ、重太郎新道の急登へと進んでいく
雷鳥広場に到着した頃、ヘリコプターが前穂方面へと向かい、前穂と岳沢辺りを何度か行き来した。
滑落者を探しているかのような動き。
ヘリコプターの動きを気にかけながら、紀美子平へ向かう。
この辺りの急登は前回身にしみているので、無理せず、ペースを落とし気味に、水分補給も行いながら登っていく。
あとから知ったことですが、このヘリコプターは、前穂からバリエーションルートにて明神岳へ向かう途中で滑落された方の救助に当たっていたとのこと。
残念ながら、亡くなられたようで、ご冥福をお祈りします。
12時20分、紀美子平到着。前回同様、紀美子平は10名前後のにぎわい。
さらに進んだところで涸沢を見下ろす。紅葉はいくらか色褪せているもよう
吊尾根は、平坦に見えて、前穂側から奥穂の微妙な登りは、意外と足に来ることは前回学習済み。
先を急がず、小休憩をはさみながら、進んでいく。
14時過ぎ、奥穂高到着
ガスはわき始めていたが、全体を覆うほどではなく、ジャンダルムも見えた。
明日は、ここからジャンダルムを越えて、西穂高へ向かうんだなと心に抱きながら、眺める。
ジャンダルムを眺めながら、涸沢から、この日奥穂まで登ってきたという方としばし会話を交わす。
涸沢の紅葉はほぼ終わりかけていたとのこと。
20分ほど奥穂高山頂に滞在した後、穂高岳山荘に向かう。
奥穂-穂高岳山荘間から見るジャンダルムとその直下の岩壁は何度見ても圧巻。
穂高岳山荘到着後、宿泊手続き。
三連休の最終日で翌日は平日ということもあり、一人一つの布団割り当てはあるもよう。
荷物を整理し、しばらくのんびりした後、カメラを持って出る。
一旦山荘に戻って、夕食後、またカメラを持って出て、夕焼けを眺める
寝床のある部屋にもどると、社交的な方が一人いらっしゃって、
はるばる鹿児島から飛行機でやってこられた方がいるとか、
自分と同じように、バイクツーリングでもあちこち出かけているとか、
これまで利用した山小屋の話とか、
いろんな話で会話がはずんだ。
その後いったん部屋を離れビールを飲んで、歯を磨いて、翌日に備えて早めに就寝。
以下、10月奥穂-ジャンダルム-西穂縦走報告その2に続きます。。。