9月15日(火)~16日(水)、奥穂高-西穂高縦走レポート2日目その2(間ノ岳~下山編)。
間ノ岳まではルートは明瞭だったが、間ノ岳の下りは要注意。
ここは自分の苦手なガレザレ場で、マーカーも見つけづらくルートは不明瞭。踏みあともはっきりしない。
こちらかなと思って進んだらどうもその先の足場が不安定に見え、他のルートを探る。
結局少しもどって、初めは不安定に見えて避けたルートが相対的にはマシなルートに思える。
ずるっとすべらないよう用心してそちらに進んで、遠くにマーカーが見え安心して下っていく。
今回は写真を撮らなかったのだが、一昨年に降りたところから見上げた写真はこちら。
この下りの終盤で、一度大き目の石を落石させてしまった。
落石方向に登山道はなく、実際に誰もいなかったので被害はなかった。
ただ、ここの上部で落石させてしまったら、下にいる登山者には脅威だろう。
次ここへ来るときはさらに前後(上下)の登山者の有無も確認して、より慎重に通過しよう。
間ノ岳のザレガレ場の下りを過ぎると、赤岩岳が見えてくる。
12時赤岩岳山頂到着。
P1(手前)~西穂高山頂がさらに近づいてきた。
ふりかえると、間ノ岳、その奥に奥穂高、右手に吊尾根~前穂高
同じくふりかえって、左手奥に槍ヶ岳。右手奥に奥穂高。
P1で小休憩。ここで後続の二人も追いつき、P1の頂に三人。
一人が先行し、その後、自分が続いた。
13時、西穂高岳山頂到着。独標側から来られた方も数名程度で混雑はせず。
14時、独標到着。
独標から丸山~焼岳方面を見下ろす
14時40分、西穂山荘到着
頭の中は西穂ラーメンしかなかったのだが、ラーメンの提供は14時までだった。
替りに何をしようか迷いながら、喉を通りやすいものということで豚汁を選択。
ここでこの先どうしようか思案。
ロープウェイで降りてバスでアカンダナ方面に回ることも一案として検討。
が、バスの本数が少なく断念。
断念したあと、上高地-アカンダナ間のバスを往復で買っていたことを思い出す。
一時の楽をしようという気の迷いで、危うく帰りの切符を無駄にするところだった。
で、西穂山荘ー上高地間のコースタイムを確認すると2時間半。
上高地からアカンダナ行きの最終バスが17時半。
今の時間が15時。
ということは、そんなにのんびりしている余裕がないことに初めて気づく(^^;)
前に、上高地に降りたとき2時間半もかかってはいないが、それでも標準タイムは一つの目安。
急ぎ降りる準備をして、トイレも済ませて、西穂山荘を出発。
急ぎ足で、上高地に向かう。
すれ違い登山者はゼロ。
途中テントがあり何かなと不信に思ったら、登山道の補修をされている方たちだった。
くずれた登山道を迂回する木の渡しを設置し終えたところだった。
で、ちょっとここ通ってみてと促される。
きちんと滑らないよう加工され、不安なく通過。
通過後、ごくろうさまと感謝を伝える。
登山口に16時50分到着。
バスの時間がうろ覚えのため、念のため帝国ホテル前のバス停に向かう。
まだ時間に余裕があることを確認し、木道を歩き、上高地バス停へ。
上高地バス停は最終のバス時刻前というのに、さびれた観光地のような感じでガラーンとしている。
バスを待ちながら、ふと登山靴を撮る。
もう6年目となり、痛んできている。
馴染んだ登山靴を切り替えるタイミングは難しいが、そろそろ限界。
冬のアイゼン装備の登山以外はほぼこの靴を使用してきた。
今シーズンで本格登山に使うのは終わりにしようと決める。
来年、西穂-奥穂縦走をやりたいと考えているが、それは新しい登山靴で、となるだろう。
以下、まとめ編へ続く。。。