9月10日(土)~11日(日)、前穂高&奥穂高登山の二日目、
紀美子平から前穂高岳山頂へ向かう際、すぐに本来のルートからはずれてしまいました。

下の写真のように、引いた位置から見るとルートは明瞭なのですが、
×点の近くに立つと、左手や奥にある○印は見えません

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で、自分は、×点の書かれた岩の右前にいて、左手に×点だけ見えていたので、
ここは右手に進むのかと思い込み、右側に進んで行ってしまった

すると、そちらに明瞭な登山道の道筋があったので、さらに疑問をもたず、進んで行ってしまった。

が、しばらく行くと、進行方向が不明瞭となり、道筋を示す○印も見当たらない。
ただ不明瞭ながらも、道筋らしきものがないでもなく、つい勘に頼って進んでしまう。

で、いよいよ、踏み跡らしきものもなくなり、引き返すことも検討。

しばらく立ち止まって、辺りを見回していると、下山者らしき話し声が聞こえてきて、
やはり本来のルートから外れていることを知ると同時に、本来のルートとのだいたいの位置関係を把握。

ここで引き返して本来のルートに復帰するか、ここから登り進んで本来のルートに復帰するか、
天秤にかけて、迷いながらも、登り進んで本来のルートに復帰する方を選択。

そこは、ガレた斜面で、先行者がいれば、落石のリスクがありそうなところだが、
本来のルートではないため、もちろん先行者はナシ。

踏み跡のないガレ場の中、石が比較的安定していそうなルートを探りながら、登り進んで、なんとか本来の登山ルートへ復帰。
この間、やや不安を覚えながらなので、長く感じられたが、実際にはおそらく数分程度の道迷い。

数分程度とはいえ、振り返って、今回の大きな反省点は、
×点を見て、そうではないルートを 自分の勘 で探してしまったこと。

×点を付けてくれているということは、整備された登山道なわけだから、
周辺に本来のルートを示す○印もあるはずで、
○印を探してその方向に進まなければならなかった。

これが登りではなく、下山時だったり、
夕暮れ前で、時間的に余裕がなかったりと、
その他の要因もいろいろ重なったりして、
道迷い遭難(あるいは、道迷いから生じる滑落遭難)へと発展する危険をはらんでいることを肝に銘じ、
今後の安全山行の教訓としたい。

【今回の教訓】
×点を見つけたら、
単に×点を避けるだけではなく、
○印を見つけて、そちらに進むこと

 
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