9月28日(金)~9月29日(土)紅葉最盛期の涸沢&北穂高 登山報告その2。
涸沢ヒュッテでカレーを食べた後、13時30分、北穂高に向けて出発。
ホントは、もう少しのんびり、写真を撮りながら涸沢カールの紅葉を楽しみたいところだが、16時には北穂高小屋に到着しておきたいので、残念ながらのんびりしている余裕がない。。。
翌日には、晴れは期待できない予報だったので、紅葉全盛の涸沢カールを名残惜しみながら、北穂高に向かう。
北穂高へ向かう登山道でも、登り始めてしばらくは、紅葉ゾーン。
何度も、涸沢カール方面を見下ろす。
自分が、この日、涸沢から北穂高に登った最後の登山者だったようで、前後に登山者は誰もいません。
北穂から降りてくる方、数名とすれ違ったくらい。
2日後には台風接近という予報だったこともあり、この時期としては、登山者はかなり少な目。
北穂高山頂手前で、ようやく先行者お一人に追いつき、先にいかせていただく。
16時北穂高山頂到着。
上がっていくにつれ、次第にガスがわいてきており、山頂からの眺望は全くナシ。
すぐに北穂高小屋に降りて、宿泊手続き。
「あとからまだ来そうですか」と尋ねられ、
「もう一人、単独の方が来られると思います」と答える。
手続きを終え、寝床に向かう。
この時期通常なら、布団一枚に二人(涸沢なら三人?)を覚悟しなければならないところだが、一人一枚の割り当てで、くつろぐことができた。
ガスで槍ヶ岳は見えないので、寝そべってのんびり過ごす。
すると、槍が見えてきた、という声が聞こえたので、カメラを持って外へ出る。
16時40分ごろ、槍の穂先が姿を現した。
やはり北穂高から眺める景色は素晴らしい。
隣で写真を取っていた方が、
「彩雲がでてますね」と教えてくれた。
「彩雲見るのは初めてです」とのこと。
太陽が傾いた時間帯で、太陽と同じ高さで見られたので、おそらく正しくは「幻日」。
槍ヶ岳と幻日の両方向で、刻々と変化する景色を追う。
夕食の時間となったので、いったん小屋に戻る。
夕食は、北穂高小屋定番の豚の生姜焼き。
自分は、北穂高小屋に宿泊するのは初めてで、美味しくいただく。
ご飯、お味噌汁は少なめ。ただお代わりはできるので、食べ残しを少なくするには、これでいいんじゃないかとも思う。
自分は、お味噌汁だけお代わりさせていただいた。
夕食後、またカメラを持って出て、写真を撮る。
どれだけ見ていても飽きないのだが、日が沈み出すと、急激に冷え込んでくる。
暗くなってきたところで、小屋に戻り、食堂でビールをいただく。
翌日の天気が心配で何度も確認するが、予報は、昼前後から雨。
午前中に涸沢に降りるまでは、降られずにすみそうだな、涸沢から先は少々降られてもまぁ大丈夫だろう(登山4年目だが、雨中登山の経験はほぼナシ。。。)と、次の日の行動をイメージしながら床につく。
以下、紅葉最盛期の涸沢&北穂高 登山報告その3(2日目下山編)へ続きます。。。