9月24日(日)~25日(月)、涸沢-奥穂高-ジャンダルムピストン-岳沢山行報告。その4、2日目奥穂高~岳沢下山編

ジャンダルムから奥穂高岳山頂にもどり、10分ほどの食事休憩後、
10時ごろ、吊尾根~岳沢~上高地ルートにて下山開始。

10分ほど歩いたところから、涸沢カールを見下ろす
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5分程度の紅葉は、高所から見下ろすと、まだまだという感じ

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ジャンダルムをピストンした疲労感は、精神的にも肉体的にもとくに感じることはなく、順調に吊尾根を進む。

途中、悲鳴のような大きな声が聞こえてきた。
そのときは「滑落か」と思った。

ただ、滑落時にあんな大きな声が出せるものかな、と、歩きながらふと思った。
滑落した本人ではなく、滑落を目撃してきた人の悲鳴か。。。

11時20分、紀美子平に到着

奥穂高~西穂高へ至る稜線1122_1911

前穂高山頂方面
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紀美子平で写真を撮っているとき、西穂高方面から奥穂高方面へ向かってヘリコプターが飛んできた。

近くにいた方が「滑落があったのか」と会話していたので、
さっき
「悲鳴のようなものが聞こえましたね」
と会話に加わる。
すると、
「岳沢から登ってくる元気な若者が景色を見て大きな声をあげてました」
とのこと。

会話をしながら、ヘリコプターの動きを眺めていると、奥穂高を通り過ぎていった。

さっきの悲鳴を受けてのヘリコプター出動としては、早すぎる(経過時間10分ほど)こともあり、
やはり、吊尾根で聞いた声は、若者の驚嘆の声だったもよう。
(翌日の報道でも、この日奥穂高近辺での滑落情報はなし)
なんと、迷惑な行為か。。。
たぶん、その若者は山の危険を身近なものと感じたことがないのだろう
だから、大声を聞いた周りのものがそれをどう受け止めるか、想像ができない

ともかく、滑落ではなかったようで、気分的に引きずることなく、紀美子平からさらに下っていく
(前穂高山頂は、去年訪ねていることもあり、今回は寄らず)

雷鳥広場付近で、紅葉が見られ、足を止める1142_1928

西穂高~奥穂高の稜線を何度も眺める1143_1937

雲の流れがいい感じ1143_1939

12時35分、岳沢小屋到着(奥穂高山頂から約2時間30分)
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岳沢小屋にて、食事休憩。ラーメンをいただく。

13時、岳沢小屋出発

14時20分、上高地到着(奥穂高山頂から4時間20分)

前回大キレット山行のとき、ストック持参したものの、使わなくても膝が大丈夫で、ペースも落ちなかったので、軽量化のため今回はそもそも持参せず。
今回もストック使わなくても、膝に不安はなく、紀美子平からの下りを、快調に降りてくることができた。
膝に不安がなければ、景色の良い中の下山は快適そのもの。
若い登山者でもストックを使う方が少なくないが、ホントに必要なのか、再検討したほうがよいのではないだろうか。。。
(ただし、捻挫などの非常時に備えて、ストックを用意しておくことは有効だと思います)

上高地からは、バスでアカンダナ駐車場へ。
そこからいつものように、平湯民俗館へ移動し、露天風呂で疲れを癒す。
お風呂のあとは、ラムネをいただく。ここのところ、どうも登山の後に炭酸飲料を飲みたくなる。
その後、京都まで、ノンストップで、無事帰宅。

【2日間の登山行程記録】

9月24日(日)
08時10分:上高地出発
09時55分:横尾到着
10時10分:横尾出発
12時10分:涸沢ヒュッテ到着
12時30分:涸沢ヒュッテ出発
14時35分:穂高岳山荘到着

9月25日(月)
06時00分、穂高岳山荘出発
06時35分:奥穂高山頂通過
07時40分:ジャンダルム山頂到着
08時30分:ジャンダルム山頂出発
09時45分:奥穂高山頂到着
10時00分:奥穂高山頂出発
11時20分:紀美子平通過
13時00分:岳沢小屋出発
14時20分:上高地到着

※標準コースタイムの70%程度

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